外国人のためのマイナンバー制度:その必要性と日本での手続き方法

 こんにちは、ポメロ行政書士事務所です。日本に来る予定の外国人の皆さんは、マイナンバー制度についてご存知でしょうか。今日は、日本に滞在する外国人が日本のマイナンバー制度にどのように関わるかについて説明したいと思います。

マイナンバー制度とは

 まず、マイナンバーとは何か、簡単におさらいしておきましょう。マイナンバー制度は、日本の社会保障・税番号制度で、日本に住んでいる(住民票をもつ)全ての人々に対し、12桁の個人番号を付与します。このシステムは、税金、社会保障、災害対策など、各種の行政サービスを効率的に提供するために導入されました。

マイナンバーと外国人

 「日本のマイナンバーは外国人にも適用されるの?」という疑問がある方もいるかもしれません。答えは「はい」です。日本で中長期(通常、90日以上)に滞在する予定の「中長期在留者」に対してマイナンバーが付与されます。観光や短期ビジネスで日本を訪れる外国人(短期滞在者)には、通常マイナンバーは発行されません。中長期在留者には、留学生、専門職(例えば、技術者や教育者)、研究者、企業内転勤者、日本の家族を持つ人々などが含まれます。日本政府は、これらの中長期在留者に対し、社会保障・税・災害対策などの提供の利便性のために、マイナンバー制度の対象としています。
 中長期滞在者は、日本国内での生活に必要な様々な手続きを進めるのにマイナンバーを使います。たとえば、医療サービスの利用、税金の納付、銀行口座の開設、雇用契約の結び直し、あるいは公的な資金の申請などです。マイナンバーはこれらの手続きをスムーズに行うために、また日本で公平なサービスを受けるためにも重要です。

中長期在留者とマイナンバーの手続き

 中長期滞在者がマイナンバーを取得する手続きは、役所で住民登録をしたあとに個人番号通知書が自宅に郵送されることで完了します。この通知書には、個々のマイナンバーとともに、マイナンバーカードを申請する方法が書かれています。

個人番号通知書とマイナンバーカードの違い

住民登録後に届く通知書と申請して取得することのできるマイナンバーカードにはどんな違いがあるのでしょうか?以下、違いについてまとめてみました。

個人番号通知書
マイナンバーカード
  • マイナンバー制度が導入された際に全国民に対して郵送された書類
  • 申請:不要(マイナンバーを取得すれば郵送)
  • 記載あり:氏名、生年月日、マイナンバーが記載
  • 記載なし:写真、住所等の個人情報
  • 身分証明書としての利用:不可
  • 個人番号通知書で通知されたマイナンバーを記載したICチップ付きのカード
  • 申請:必要
  • 記載あり:氏名、住所、生年月日、性別、顔写真、マイナンバー
  • 身分証明書としての利用:可

マイナンバーカードの申請について

 マイナンバーを知るためには個人番号通知書があれば十分ですが、日本での手続きをスムーズに進めるためにはマイナンバーカードを取得しておくと便利です。マイナンバーカードがあるとできることについては、次の「マイナンバーの重要性と利用の方法」でまとめています。
 マイナンバーカードの申請は、郵送やオンラインで行うことができます。郵送で申請する場合、個人番号カード交付申請書に自分の顔写真を貼り、それを返信用封筒に入れて郵便ポストへ投函します。一方、オンラインで申請する場合は、デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真を使い、交付申請用のウェブサイトにアクセスして申請します。ウェブサイト上では、画面の指示に従って必要事項を入力し、顔写真を添付して送信します。この際、申請書IDの入力が必要ですので、正しく入力することが重要です。間違った申請書IDを入力すると、カードの発行ができません。カードの申請が承認されると、郵送で交付通知書が送られてきます。この通知書を受け取ったら、指定された窓口でカードの受け取りを行うために電話で予約をします。そして、交付通知書に記載された必要な物を持って窓口へ行き、自分のマイナンバーカードを受け取ります。

マイナンバーの重要性と利用の方法

 マイナンバーは、日本の社会保障サービスや税制度と直結しています。健康保険、年金、税金など、日本での生活において必要な手続きに関わるため、中長期在留者にとっては非常に重要です。さらに、マイナンバーカードを持っていれば、以下のようなことが可能になります。

  1. 各種申告・手続きの簡略化:年金、保険、税金などの手続きにおいて、マイナンバーを利用することで、個人の情報管理を一元化でき、手続きが簡素化されます。
  2. 各種給付・補助金の申請:子ども手当や特別定額給付金などの申請にマイナンバーが使用されます。
  3. e-Tax(電子申告)の利用:マイナンバーカードがあれば、税金の申告をオンラインで行うことができます。
  4. 公的個人認証サービスの利用:マイナンバーカードにはICチップが内蔵されており、これにより各種公的サービスのオンライン手続きが可能となります。
  5. 安全な個人認証:マイナンバーカードは顔写真付きの身分証明書としても機能します。これにより、不正な個人情報の利用を防ぐことができます。
  6. 給与・所得の確認:税金の計算や社会保障の受給に関わる給与や所得の確認が、マイナンバーによって容易になります。

まとめ

マイナンバー制度は難しく感じますよね。ですが、マイナンバーについて理解し、更にマイナンバーカードがあれば日本での各種手続きもスムーズになります。何か質問や不明点がありましたら、行政書士にお気軽にご相談ください。あなたの日本での生活を全力でサポートします。

参考:マイナンバーカードを作って便利に生活しましょう
   外国人のみなさまへ個人番号カード(マイナンバーカード)のご案内
   個人番号通知書について

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